夏に差がつく!過去問で自分の課題を知ろう! | 東進ハイスクール 池袋校 大学受験の予備校・塾|東京都

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2025年 7月 24日 夏に差がつく!過去問で自分の課題を知ろう!

こんにちは!池袋校担任助手の佐藤です。

今回は、なぜ夏に過去問を演習するのが最適なのか、昨年の私の担当生徒の事例をもとにお伝えします!普段とは違ってストーリー仕立てになっているので、また新鮮な気持ちでぜひ最後までご覧ください!

夏に差がつく!過去問で自分の課題を知ろう!共通テスト過去問編

「時間がない!」Dさんの悩みを過去問が解決!

高校3年生のDさんは、各科目の知識はそれなりにあると自負していました。問題集も一通り解き終え、理解度もそれなりにあるはず…。しかし、共通テスト模試になるといつも「時間が足りない!」という壁にぶつかっていました。特に英語のリスニングや長文、数学の計算問題で、焦ってしまい後半の問題が手つかずになることが頻繁にありました。「解けないわけじゃないし、あとからゆっくり解いたら決して難問ではないのに、時間切れで点数が取れないのは本当に悔しい…」。この夏、Dさんは共通テスト過去問を徹底的に活用し、この時間との戦いに挑むことにしました。

Dさんの過去問分析:時間泥棒の正体とは?

Dさんが志望校の過去問を解いてみて、まさに「時間がない」という悩みが浮き彫りになりました。特に英語Rでは、中盤から集中力が切れ始め、そのまま後半の長文読解に影響が出てしまうこと。数学では、得意なはずの分野で計算ミスを恐れて時間をかけすぎ、後の大問に手が回らないこと。化学では、どの問題から手をつけるべきか迷い、最初でつまずいてしまうことなどが判明しました。

Dさんは、ただ解くだけでなく、各大問にどれくらいの時間がかかったかを細かく記録し始めました。すると、予想以上に特定の難しい問題に時間をかけすぎていることや、得意なはずの分野でも、丁寧に解きすぎてスピードが遅いこと、さらには問題の取捨選択ができていないことなどが「時間泥棒」の正体として明らかになったのです。過去問は、Dさんの「時間配分」という課題を数値化し、具体的に示してくれました。

Dさんの「時間管理術」夏期トレーニング

「これではいけない!」Dさんは、過去問分析で得られたデータをもとに、夏の学習計画を「時間管理」に特化させました。

まず、過去問を解く際には、必ずタイマーを用意し、各大問ごとに目標時間を設定。例えば、英語の長文読解なら「1題10分」、数学の1つの大問なら「13分」などと決め、その時間を厳守する練習をしました。時間が来たら、たとえ途中でも次の問題へ移る、というルールを徹底。最初はなかなか目標時間を守れませんでしたが、繰り返すうちに、時間内に解き終えるためのスピードと集中力が養われていきました。

また、Dさんは「捨て問」の判断も練習しました。過去問を解き、解説を読んでみて、明らかに時間がかかる割に配点が低い問題や、今の実力では難しい問題は、潔く捨てる選択肢も持つようにしました。これにより、確実に取れる問題に時間をかけるという戦略を身につけていきました。さらに、得意科目で時間を稼ぐ練習も並行して行い、1o年分しっかり演習を積むことで総合的な時間配分能力を高めていきました。

夏を終え、Dさんが手にした「時間の余裕」

夏休みを終えて、Dさんが共通テスト模試を受けた時、大きな変化を感じました。以前のような「時間が足りない」という焦りが大幅に軽減されていたのです。苦手だった時間配分を克服し、試験全体を俯瞰して、効率的に問題を解き進められるようになりました。その結果、本来の実力を発揮できるようになり、点数も安定して向上。

過去問を通じて、自分の時間配分の癖を知り、具体的な対策を立てて実践したことが、Dさんに「時間の余裕」と「心の余裕」をもたらしました。Dさんは、この夏、知識だけでなく、試験に臨む上での「戦略」を身につけたのです。

君も「時間がない!」を過去問で克服しよう!

Dさんのように、もし君が「時間がない!」という悩みを抱えているなら、この夏、過去問がその解決策を示してくれます。過去問は、君の「時間泥棒」の正体を暴き、効率的な時間配分の技術を教えてくれる最高の教材です。この夏、過去問を攻略して、試験本番で「時間切れ」の悔しさを味わうことなく、最高のパフォーマンスを発揮しませんか?

 

 

 

夏に差がつく!過去問で自分の課題を知ろう!二次試験編

「記述が書けない…」Tさんの悩みを過去問が解決!

高校3年生のTさんは、読解力には自信がありました。英語の長文はそこそこ読めるし、国語の現代文も内容理解はできる。しかし、模試でいつも点数を落とすのが記述問題や論述問題でした。「頭の中では理解できているのに、いざ文章にしようとすると、全然言葉が出てこない…」「解答欄を埋められない…」Tさんは、この記述の壁に悩まされていました。夏休み、Tさんは志望校の過去問と向き合うことにしました。

Tさんの過去問分析:書けない原因は「型」の不在

Tさんが志望校の過去問を解いてみて驚いたのは、どの科目でも、記述や論述の配点が非常に高いことでした。しかし、解説を読んでも、「なるほど、こういうことか」とは思うものの、次に自分が同じように書ける自信はありませんでした。

そこでTさんは、解答のプロセスを徹底的に分析することにしました。正解の解答例を何度も読み込み、「なぜこの言葉を選ぶのか」「どのように論理を展開しているのか」「どのようなキーワードが含まれているのか」を丁寧に分解していきました。すると、あることに気づきました。志望校の記述問題には、それぞれ「型(パターン)」がある程度存在し、その型に沿って要素を盛り込むことで、解答として成立しているのです。Tさんの「書けない」原因は、まさにこの「型」を知らず、要素を整理してアウトプットする訓練が足りていなかったことだと分かりました。

Tさんの「記述力アップ」夏期特訓

Tさんは、過去問分析で得られた「型」を習得するために、夏の学習計画を立てました。

まず、過去問の記述問題や論述問題を手元に用意し、解答例の「型」を徹底的に真似る練習から始めました。解答例を書き写すだけでなく、使われているキーワードや論理展開を自分なりに分析し、別の問題でも応用できるよう整理していきました。次に、類題を解く際には、時間を計りながら、キーワードを書き出し、構成を練る練習を繰り返しました。そして、実際に答案を作成し、過去問を再提出。自分の書いた解答の「どこが良くて、どこが足りないのか」を過去問演習講座や記述型答案練習講座を通して具体的に添削してもらい、修正を繰り返す、というサイクル10年分回しました。

最初は、たった数行の記述問題に何時間もかかることもありましたが、Tさんは粘り強く取り組み続けました。「書けない」から「書ける」へ、その小さな変化が、Tさんのモチベーションを大きく支えました。

夏を越え、Tさんが得た「書く力」

夏休みが終わり、Tさんは秋からの模試で驚くべき変化を実感しました。以前は白紙だった記述問題の解答欄が、しっかりと埋まるようになったのです。点数も安定し始め、特に得意だった読解力と合わせて、総合的な得点力が向上しました。

何よりも大きかったのは、「書けない」という苦手意識が払拭されたことです。過去問を通じて、記述問題の「本質」を理解し、「解き方」を習得できたことが、Tさんを大きく成長させました。過去問は、Tさんの隠れた潜在能力を引き出す鍵となったのです。

君の「書けない」を「書ける」に変える夏にしよう!

Tさんのように、記述や論述の壁にぶつかっている君へ。過去問は、その壁を打ち破るための具体的な「型」と「練習方法」を教えてくれます。この夏、過去問を使って、君の「書けない」を「書ける」に変える夏にしませんか?

 

 

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