志望校を決めるときに大切なのは、どんな大学に行きたいかよりも、
大学で何を学びたいのか、どんな自分になりたいのかという視点だと思います。
大学名や偏差値で決めるのも良いと思いますが、本当に大事なのは、
自分の興味や将来の方向性と大学の学びが合っているかどうかです。
僕の場合、高校受験の際に歴史や社会心理学に興味を持ったのがきっかけでした。
人の行動や社会の仕組みを分析できる社会学という学問を知って、
これを大学で本格的に学びたいと思うようになりました。
そこから、社会学を学べる大学をいくつか調べて、どんな授業があるのか、どんな研究が行われているのかを比較しました。
その中で一番惹かれたのが、一橋大学の社会学部でした。
一橋の社会学部は、理論だけでなく、現代社会のリアルな問題をフィールドワークやデータ分析を通して学べるのが魅力です。
少人数の授業が多く、先生や学生同士で議論を重ねながら考えを深められる環境があることにも惹かれました。
志望校はただの目標じゃなく、自分を成長させてくれる指針です。
また、オープンキャンパスに行って実際に大学の雰囲気を感じ、自分の目で確かめてみるのも良い方法です。
パンフレットやネットの情報だけではわからない「ここで学びたい」と思える感覚が得られることもあります。
志望校を決めるというのは、単に進学先を選ぶことではなく、自分の将来をどう描くかを考える第一歩だと思います。
将来どんな自分でありたいかを考えながら、その目標に向かって学びを積み重ねていくことが、受験勉強の大きな意味です。